喘息について
2015-08-17
秋になると、気管支喘息の悪化が増えます。夏のうちは1日中高かった気温が、秋になり早朝や夜間に低下し寒暖の差が大きくなると、気温の低下や風邪などがきっかけになり気管支が炎症を来し、気管支の粘膜が腫れて空気流入流出が悪くなります。
かつては喘息はアレルギーで起こると考えられていました。アレルギー性気管支炎の人もありますが、それ以外が原因であることの方が多く原因不明の場合が多いようです。
治療は吸入剤がメインで、特に気管支拡張剤と吸入ステロイドが多くの種類があります。また、皮膚にテープを塗布し少しずつ皮膚から気管支拡張剤を吸収するものもあります。
治療のポイントは早めに治療することと、症状が改善しても一定期間吸引等を気管支粘膜の炎症がとれるまで続け、悪化や発作の再発を防ぐ事です。
症状が改善してすぐ治療を中断すると、粘膜の炎症が十分改善しないようです。
COPDと区別が難しい大人の喘息
大人の場合は、喘息とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の区別が難しい場合があり、また両方合併している場合もあります。
いずれにしても、2週間以上続くせきは単なる風邪ではない事が多いため、一度医師にご相談ください。
また、一般的にせきの出る病気の時はなるべく運動は控え、肉体労働は少なくすべきと考えます。特にせきで寝つきが悪い・朝方せきで目が覚める・お風呂に入ると息がつらい方は、すぐ医師に相談することをお勧めします。
咳(せき)喘息について
せきだけが主な症状で気管支拡張剤で改善し、感染や呼吸機能の低下の無い状態です。
せきが長く続く人、風邪薬や一般のせき止めでよくならない人は医師にご相談ください。
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